今回ご紹介したい資格は、その名も「弁理士」です。
「弁理士」と「弁護士」の違いって何…?
そう考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
とても響きが似ている二つの職業ですが、「弁理士」はとある分野において、専門性が高い職業です。
その答えは、次の章でご説明します。
また、資格取得を考えた時、一番に頭に思い浮かぶことは「年収を上げたい」ではないでしょうか。弁理士の年収についても、調査を行っていきます。
そして、「弁理士になりたい」と思っても、「なり方が分からない」という方も多いのではないでしょうか。
もちろん、弁理士の試験取得の方法もご紹介していきます。
弁理士とは?
ここでは「弁理士」の業務についてご紹介します。
「弁理士」はズバリ、知的財産のスペシャリストです。
知的財産とは一体何でしょうか。
身近なもの全て、と言っても過言ではないかもしれません。
例えば、耳にする「音楽」は、著作権に当たります。商品を買った時、入っているメーカーの「ロゴ」は、商標権です。「こんな商品を作ったら売れるんじゃないか」という、「アイデア」さえ実用新案権という、知的財産なのです。
ところが、折角いいアイデアが浮かんだとしても、それを盗み聞きしていた人が、「あのアイデアを利用すれば、儲けられるかもしれない」と思い、自分が知らないところで、自分のアイデアを利用されてしまうのは悔しいですよね。
そんな時登場するのが「弁理士」です。
「弁理士」は代理として、特許庁へ知的財産権取得のための手続きを行うことが、大きな役割の一つです。
また、手続きだけでなく、知的財産に関する相談や、「弁護士」とともに、知的財産にまつわる訴訟に加わることもあります。
よく似ている「弁理士」と「弁護士」ですが、実は「弁護士」は無試験で「弁理士」となることができます。
ところが、「弁理士」は特許を申請する段階で、知的財産に対する理解が必要不可欠です。
「音楽」や「ロゴ」には、理系知識は必要ないかもしれません。ですが、知的財産が「発明」であった場合どうでしょう。
その際に必要な技術は、理系的な理解力です。
よって、「弁理士」は理系としての資質を求められるため、文系の比重が大きい「弁護士」とは異なるものであり、業務的な内容から言っても、「弁護士」が「弁理士」に特化することは、得策では無いとも言えます。
弁理士の年収の目安
弁理士の年収は、1000万円以上は夢ではありません。
弁理士の平均年収は700万ほどですが、内訳を見てみると、500万の人もいれば、ゆうに1000万円以上をたたき出す人もいて、二極化が起きていると言えます。
地域ごとや、経験年数の差、他にも独立しているか、独立しているかどうかも、年収の差には関係があります。
中でも、独立をしているかどうかは大きなポイントで、経験の浅いうちからの独立はオススメできませんが、太いパイプとなって、安定的な収入を見込むことができる、顧問企業が複数いる状態の場合、思い切って独立をしてみると、グンと年収が上がることが予想できます。
弁理士は、年収が1000万円を超える職業としても、非常に魅力的ではないでしょうか。
また、一度作ったコネクションを大切にすることで、安定した高収入は、より自分のものとなるでしょう。
弁理士の試験の難易度とスクールに通うべき理由
弁理士の試験の難易度と受験科目について
次に、弁理士の試験についてご説明します。
弁理士の受験科目は以下の通りです。
短答式試験
・特許
・実用新案
・意匠・商標・条約
・著作
・不正競争防止法
論文式試験
・特許 / 実用新案
・意匠
・商標
・(選択科目)理工ⅠからⅤ、及び民法
口述式試験
・特許・実用新案法
・意匠法
・商標法
以上からも分かるように、三つの試験にて各科目を勉強する必要があるとともに、中でも論文式試験の選択科目に、理工ⅠからⅤが存在することから、理系の資格であることがうかがい知れます。
最終的な合格率は10%に満たない程度であるため、弁理士の試験は難関であると言えます。
弁理士の資格に合格に必要な平均勉強時間について
弁理士に合格するためには、スクールに通っても、独学で勉強を行っても、一日10時間程度は勉強する必要がある、と言われています。
一日に10時間を確保するなんて、特に働きながら資格を取得したい、という人には弁理士の資格取得は、現実味を帯びません。
しかし、独学よりもスクールに通う方が、スクールの中で培われたメソッドや、学習法を教えてもらえるため、短期集中で合格可能であることも、弁理士の特徴です。
弁理士試験に合格するにはスクールがおすすめ
先程お伝えした通り、弁理士の試験には、受験科目が多く専門性も非常に高いです。
独学で理系科目を勉強するのは、至難の業ではないでしょうか。
どんなに時間をかけても自力で解けない時、それまでかけていた時間は無駄になってしまいます。
「もっとこうすれば良かった」と後から思っても、時間は帰ってきません。
時間短縮で勉強がしたい方には、スクールに通う方が効率的に勉強ができるでしょう。
弁理士の試験に合格するためのスクールの比較
ここで、弁理士の合格実績があるスクールとして、以下の4つをご紹介します。
・資格スクエア
・LEC東京リーガルマインド(LEC)
・STUDYing
・資格の学校TAC(TAC)
また、資格スクエア、LEC東京リーガルマインド(LEC)、STUDYing、資格の学校TAC(TAC)の、金額、合格実績、オススメ度を下の表にまとめました。
スクール名 | 金額 | 合格実績 | オススメ度 |
資格スクエア | 265,000円(税込) | – | 1位 |
LEC | 495,000円 (税込) | 5人のうち4人がLEC出身者 | 2位 |
STUDYing | 74,000円(税別) | – | 3位 |
TAC | 360,000円(税込) | 2019年度 合格者5名 | 4位 |
それでは、各スクールについて説明していきましょう。
資格スクエアについて
まず、弁理士の勉強法の一つとして、「資格スクエア」というオンライン学習サービスをご紹介します。
「資格スクエア」は、他のサービスとは異なり、破格の料金でサービスを提供している点は特記すべき点の一つです。
また、予備校やeラーニングとは異なり、最大限自学学習を支援する、というスタイルを取っています。
独自のメソッドにより導き出された、合格のための最短かつ、最適な勉強法を、一人一人に合った適切な形で提案してくれるため、短時間かつ、効率的に学習を進めることが出来ます。
また、低価格であるにも関わらず、動画による講座は、受講者から高い評価を受けています。
無料登録するだけで、お試し動画を体験することができるため、百聞は一見に如かず。
まずは、講座を体験してみてはいかかでしょうか?
オンライン学習なら資格スクエア
授業料は大手予備校の1/3以下。
安さと質を両立させたオンライン学習サービスの決定版。スキマ時間に効果的に学べます
料金について
【2022年向け】基礎・短答・論文パック 265,000円(税込)
他にも、「論文添削ゼミ」をオプションとして付けることも可能であり、論文式試験の場合、記述問題には苦労しますが、その点のサポートもバッチリです。
スクール在籍期間について
【2022年向け】基礎・短答・論文パックの視聴期限は2022年7月末となっています。
2020年8月から学習を開始した場合、2021年度は短答式試験の突破を目指し、2022年1月には論文式試験に向けた対策を行っており、その後、口答式試験の対策を行うといったスケジュール感です。
口コミ
資格スクエアの口コミを調査してみました。
弁理士受験勉強、本格的に開始。
知らないことを知るって楽しいです。先を考えると膨大ですが、何より知的財産はすこぶる興味があるので、知的好奇心がくすぐられます。
いやー、でも大変(笑)
法令もとにテキスト勉強しましたが、3時間でテキスト4ページくらいしか進まない。長期戦は必須ですね。 pic.twitter.com/N3knwBaNCl— 高めるむくちゃん技術士@弁理士受験生(資格スクエアR3) (@mukuchan123) August 22, 2020
LEC東京リーガルマインドについて
「LEC東京リーガルマインド(LEC)」は、幅広い分野で資格取得のための通信教育を提供している、いわば資格の総合スクールです。
新時代の学習スタイル LEC東京リーガルマインド
ジャンルは、法律からビジネス、労務、福祉関係に及び、今回ご紹介している「弁理士」のための講座も開設されています。
知名度の高さから受講者の数も多く、同様に、合格者の5人のうち4人がLEC出身という、驚異的な数字もたたき出しています。
受講者からの生の声も、多く残されているため、講座を始める前にチェックしてみるのも良いでしょう。
LEC東京リーガルマインド(LEC)はこちらLECオンラインショップ(E学習センター)
料金について
2021年向け 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括
【通信/宮口・納冨・江口】 495,000円 (税込)
また、通信講座以外にも、LECには通学講座も存在します。
期間限定で8万円OFFの期間も存在するため、気になる方はこまめに情報をチェックしてみてください。
スクール在籍期間について
必要な知識を0から1年で学べる仕組みとなっています。
インプットの段階では、各回3時間の講義が全100回収録されています。
口コミ
LECの口コミを調査してみました。
短答式試験で合格ラインを超える1点を取るのはどれだけ大変か
数年前のLECの過去問集に載っていた話を思い出す
この話を聞くまで、僕も38点の山の頂上に1点分の杭を立てれば39点、ってぼんやり考えてた
実際は、38点の山と39点の山とでは、築くのに必要な土砂(=知識)の量が違う pic.twitter.com/zX6jq0UcrL
— 弁理士試験の出題予想@過去問しか勝たん軍[短答51(/60)点・論文280(/400)点over] (@benrishijuken) September 24, 2020
Lec佐藤先生による、先日の弁理士短答試験の総評。
論文受けれそうな方は、この1ヶ月で3年分の勉強をしてください、とおっしゃっていました。
今の自分にも当てはまるはずです。https://t.co/W4VbLKT0qy
— OFFICE SANGU (@hirawas) September 23, 2020
弁理士の合格者のほとんどがLEC受講者ということもあり、興味深い呟きが多数見受けられました。
試験後の解答速報なども充実しており、弁理士の資格教育に力を入れていることも分かりました。
STUDYingについて
「STUDYing」のネーミングには、「学び続けること」を「応援し続ける」という願いが込められており、その通り、圧倒的な低価格料金で、学びやすい環境から提供してくれる、学習サービスです。
2018年より、今のスタイルとなり、「スキマ時間」で気軽に学習を行うことができるように、インプットに当たる講義動画の配信を行っているとともに、すぐ記憶に定着できるよう、スマート問題集を提供しています。
また、論文対策用に、頻出パターンを分析しており、頻出パターンに沿った練習問題を解くことができるため、効率的な学習を行うことができる仕組みとなっています。
料金について
弁理士 基礎・短答・論文総合コース[2021年+2022年度試験対応]
74,000円(税別)
上記以外に、論文総合コースだけ引かれた、55,500円(税別)のコースがあります。
抜きんでた低価格の秘訣は、運営コストを大幅に下げ、教育費のみに力を入れることで、実現可能となっています。
スクール在籍期間について
2021年度版 2021年11月30日まで、2022年度版 2022年11月30日までとなっていますが、初年度で合格ができなかった人も、次年度に再び合格が狙える仕組みとなっています。
口コミ
STUDYingの口コミを調査してみました。
STUDYingの魅力は、圧倒的なコスパにあると感じる人が多いようです。
「少し値段がかかりすぎる…」と思っていた人も、気軽に始められる学習サービスと言えるのではないでしょうか。
STUDYing公式HPはこちら
資格の学校TACについて
資格の学校TAC(TAC)もLEC同様、資格取得のための通信教育を幅広く行っている、資格の総合スクールです。
取り扱っている分野は、会計、法律、不動産や医療関係と幅広く、弁理士の資格もその一つです。
「ハイブリッド学習システム」や、「論文解法講義」、「試験的中のアウトプット教材」で、受講者をプロの合格者へと導きます。
合格者数が数値として出されていることも、安心を生む秘訣の一つです。
料金について
上記の値段は、早割キャンペーン適応中の値段となっています。
10万近くトータルで変わってきてしまうため、このチャンスは逃したくないですね。
スクール在籍期間について
上記の講座は1年半のスケジュール感となります。他にも8ヶ月コースなどが用意されています。
また講義配信期限は、2022年7月末となっています。
口コミ
TACの口コミを調査してみました。
まとめ
今回は「弁理士」についてご紹介しました。
ネットが普及する今、知的財産権は誰にとっても身近なものとなりました。
それは同時に「弁理士」は今求められている職業ということでもあります。
「弁理士」の方には、理工学部出身の方も多くいらっしゃいます。
法の知識を活かしたい、法の勉強がしたい人はもちろん、理系としての知識を活かしたい人にとっても、「弁理士」という職業は非常に魅力的ではないでしょうか?
今後の人生設計の少しでも手掛かりになれば幸いです。
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